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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

発達障害のある子のおうち中学受験、たった1つのコツ

更新日:2023年8月16日


中学受験合格の桜イメージ

うちでは、長男・次男・長女の3人共中学受験をし、おかげさまで同じ第一志望の私立中高一貫校に合格(3戦全勝!)。この春より、兄弟妹仲良く(?)通っています。


うちの発達障害&グレーゾーンの3兄妹の中学受験は、塾なしの自宅学習・おうち受験で取り組みました。


……が、


ただでさえ、小学校に行って帰って日々の宿題をこなすだけでもピーピー言ってるうちの子達に、帰宅後さらに大手塾などに遅くまで通って大量の課題をこなすハードな中学受験勉強は「無理ゲー」だと私は判断し(家と学校で荒れそうですし)、経済的にも予定外の中学受験で節約も必要だし……で、結局私がそれぞれの子にマンツーマンで付き合って乗り切りました。


でも、うちの中学受験の勉強法は、一日1-2時間程度の自宅学習で済みますし、子どもにとっては比較的負担が少ないものの、その分、親の負担がメチャクチャ大きくなりました(子どもの負担を3分の1にしようとすると、親が3倍以上の時間と労力を準備その他に費やすことになります)。

学習経費も、塾よりはローコストでしょうが、決して安上がりとまでは言えませんでした。


本格的な思春期突入前のそれぞれの子との密な時間は貴重で、振り返れば私自身も結構楽しくもありましたし、子ども達の学力もBefore→Afterで 格段に向上したので、中学受験勉強に付き合ってよかったとは思っているのですが、本音を率直に言えば、すんごい疲れました(前期更年期のアラフィフなので、体力的にも二度とゴメンです。笑)。


私は個人事業主なので、ある程度仕事量の調節ができましたが、ただでさえ大変な子育て中の上に、正社員・フルタイムでお仕事もされている方などには、全くオススメできませんし(過労とストレスで倒れるかも……)、親にはハードでも、子どもにとっては興味関心や楽しさ優先の「ゆる受験」のほうなので、超難関校などを目指す親子さんにとっては手ぬるい内容でしょう。


ですから、今のところ、あんまり積極的に、うちの全ての中学受験ノウハウをBlogや書籍化等で詳細に公開するつもりはありません。「親の負担が大きい」という点が解決できない限り、実践する親御さんに対して心苦しいので……(お子さんを安心してお任せできる個別指導塾や丁寧な家庭教師などが利用可能ならば、私の良心はそちらをオススメします)。


ですが、中学受験に限らず、発達障害のある子にとって効果的・効率的な勉強法のコツとして私が1つだけ言えるのは、


「その子の学び方に合わせること」


とにかく、この一言に尽きます。


とはいえ基本は、今までの過去記事などでお伝えしてきた学習&サポート法の延長ですし(内容が中学受験用になるだけ)、その子の興味関心を活かす体感型の勉強法などの取り組みの一部は発達ナビのコラムなどでも、すでにお伝えしている通りです。


それでも、このところ、中学受験に挑戦する発達障害&グレーゾーンのお子さんも増えてきている印象を受けますので、思春期から青年期にかけて心身の発達上でも大事な6年間を、その子に合った環境で学べるように、可能な範囲で私も応援したいと思っています(やっぱり、うちも何度も大きな「壁」にぶつかってきたので……現実的な情報は必要でしょう)。


また、発達障害のある・なしに関わらず、中学受験勉強の過剰な負担やプレッシャーが、まだまだ幼い小学生の子に長期的にかかりすぎると、中学に入った途端に問題行動が増えたり、不適応・不登校になるお子さんも少なからずいるようなので……微力ながら、受験ガチ勢の親子さんにも、メンタル面のケアなど、なにか参考になる部分あるかもしれない、とも思っています。


なので、比較的親子で負担の少ない範囲で、その子の興味関心を活かしたり、あそびの延長で楽しくできる勉強法や、凸凹受験用の情報や、メンタル面やストレスのケアなどの一部は、この「発達障害と受験・勉強法」のブログカテゴリーで、細々とでも、時折公開していければ…と思います。


 


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