No.004
「青ペンせんせい」発達障害のある子の宿題サポート法
■LDがあって字を書くのが苦手な子の、宿題の負担を減らすサポート
うちで一番基本的な学習サポートです。字を書くのが苦手な子にとって、漢字書き取りは苦行でしょうね。私は長男が一年生の時、まじめにやらせようとし過ぎて、ますます宿題嫌いを加速させてしまった苦い失敗があります。
そこで、親が子どもの好きな色で、プリントや教科書に補助線や下書きを書いてあげて、少しハードルを下げてあげるようにしました。
うちでは水色を使っているので、「青ペンせんせい」と某通信教育のような呼び方です。
「宿題はこのようにさせて下さい」と先生に伝えたところ、学校でも、長男がなかなか漢字などに取り組めない時、同じように先生が色ペンでサポートして下さるようになり、学校で投げ出すことも減ってきました。
最初は毎日私も漢字書き取りをしたので大変でしたが……私の字も少し上手くなったし(笑)、長男もなぞり書きを続けて、不思議とすっと書くのが楽になった時期があり、今では余程やる気がない時以外は全部自分で書いています。字、汚いですけどね。
得意な算数も、筆算のケタがそろわない、単位の小さな文字が書けない、などで投げ出していたので、サポートしました。
長男のお友達などは「死んでも自分で書く!(キリッ」って、言ってた子もいるので、子どものタイプによるかもしれませんが、お母さんお父さんが伴走してくれると、苦手なことも、ちょっとだけ頑張れると思います。
初出:facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note 2013年10月28日 ·投稿 関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016)p.194収録 →Amazonで見る