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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

OKカード

更新日:5月3日


子どもの失敗をフォローする工夫例「OKカード」

No.014 「OKカード」失敗するのを嫌がる子、不器用さんの失敗の対処法カード


3歳の長女は「自分でやりたい!」盛り。でも、失敗をするのが心配で、トイレは出来てもパンツを履きたがらず、おむつのままです。

長男も不器用で不注意なので、今だにいろいろとこぼします。

結果、「子どものやる気の芽を摘まずに見守ろう」と思っていても、あまりに何度もだと、ついつい「あ〜〜あ。だから言ったじゃない、もう!」と小言が出てしまいます。


「OKカード」は、「こんな失敗をしちゃっても、こうすればOK!」と示すカードです。カードの表に失敗の例を書き、裏にこうすればいい、を提示します。何枚もある場合、リングで閉じて、茶の間など置いておきます。

イラストが苦手な場合でも、マルボー人間で大丈夫です。


「失敗」自体を減らすのはとても時間がかかるし、ミスの多い子ども達にはまず、自分へのフォローの仕方を学んでもらった方がいいと思ったので。


私はうちの生活上良くある失敗を中心にカードを作りましたが、「友達とケンカした時」や、「勝負に負けた時」など、コミュニケーションやルールのSSTにも応用できます。


失敗した時でも、どうすればいいのかが分かっていると、とても安心するようです。

長女は大喜びで、「こうすればOK!」って、父ちゃんに自慢しにいきました。長男も食い入るように見つめて「わかった!」って言ってました!


私も、小言が出る前にカードを見せればいいので、怒らずに済みますし。欲を言えば本当は食べ物はテーブルの上に置いて欲しいし、ふりかけはちょっとずつかけて欲しいけど、それは次のステップ。


取り敢えず、失敗する現状があって、そのフォローを優先して、怒られる回数を減らす作戦です。

いわば「失敗のセーフティネット」です。


こういったツールは、作る手間は多少ありますが、怒る手間は大幅に省けると思います。


 

関連著書:「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」

大場美鈴・著(2020.6 あさ出版)p.167- →Amazonで見る




関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2016.1)p.108- →Amazonで見る



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