No.015 「お天気Goods」寒暖差・気温の変化に弱い子、予定変更が苦手な子のための工夫
寒くなってきましたね 発達障害のあるお子さんの中には、身体が敏感で寒暖差アレルギーがあったり、体温調節の苦手なお子さんも結構いるのではないかと思います。 寒暖差が激しかったり、急に冷え込んだり、空気が乾燥したりする秋から冬への季節の変わり目は、そんな子供達にとってはとても負担が大きい時期です。 そうすると、それ自体がストレスなので、ちょっとのことが我慢出来なかったり、登校・登園しぶりが増えたり、機嫌の悪い日が続いたり、トラブルが増えたり、、、親にとっても悩ましい季節です その上、突然の雨やカミナリなど、予測のつかない事態になると、変化に弱い子はパニックになったり、不安になったりもしてしまいます。 そういったストレスを軽減するには、天気予報のチェックと、重ね着など身支度で対策を取るのがいいと思いますが、子どもにより分かりやすい形での、うちの取り組みをご紹介しますね
■うちのお天気Goods
【気圧計】
写真左は市販の気圧計。なんか「科学」っぽくていいでしょ?(笑) 気圧が下がると管の水位が上がり、雨が近いことを教えてくれます。台風の時は水がこぼれそうになるくらい、上まで急激に上がりますよ。 朝、トイレの時に自分でチェック出来るように、小窓に温湿度計と一緒に置いています。 天気の変化が自分で「見て」確かめられるので、納得しやすいようです。自分で「今日は水が上がってるから、一応置き傘持ってく」などと言うこともあります。
【気象予報アプリ】
テレビの天気予報もチェックしますが、一日の気温の変化が視覚的に分かりやすく表示される、という点でオススメなのが、気象予報アプリです。
市町村単位のピンポイントで、一日24時間と週間の気温と天気の変化が一目瞭然なので、登校前にはiPadで自分でチェックしています
【気温スケール】
写真右は「コミュニケーションスケール」のひとつで、「今日どれぐらい暑い?寒い?」を温度で分けて示したものです。 予報の気温の数字だけ見ても、実際の暑さ寒さがピンと来ないこともあるので、スケールで確認したりします。 お天気予報も楽しくできると、少しずつ、気温の変化への心がまえをしてくれるようになってきました
初出:facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note 2013年11月4日 ·投稿 関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016) →Amazonで見る