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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

イヤーマフ&耳栓

更新日:8月27日


イヤーマフ&耳栓使用例

No.023

「イヤーマフ&耳栓」聴覚過敏のある子の負担を減らす工夫


まずは商品説明&レビューから。


【ペルターのイヤーマフ】

なかなかいいです。for Kids のサイズもありましたが、すぐ小さくなりそうなので、こちらにしました。多少の伸縮幅があり、6才次男(頭大きめ)、8才長男、私(頭小さめ)、共用できます。

成人男性頭大きめパパも、仕事で集中したい時に同じものを使っているとのこと。パッケージには作業中の成人外国人男性の写真も。話し声は聞こえるのですが、いわゆる「雑音」がかなり低減されます。圧迫感そんなにはないし、重さも気になるほどではないです。


私はAmazonで3000円くらいで買いました。支援グッズを扱うショップさんの中には、結構なお値段で売られているところもあるので、net購入の場合は比較検討されることをお勧めします。


【耳栓のサイレンシアSサイズ】

使用感がよく、イヤーマフより遮音性が高いのですが、不器用さんは自分でうまくつけられず、すぐ無くしそうなので、もう少し大きくなってからなら、目立たず使えていいと思います。先をギュ!と細くして、耳の中でじわじわふわっと膨らむ仕組みです。子どもにはSでも少し大きく余るのですが、フィットはするようです。


■聴覚過敏のある子の気持ち


イヤーマフなどはもっと重度の自閉症のお子さんが使うイメージがあったのですが、先日私が中耳炎になりかかり、聴覚過敏の世界を擬似体験してみて、「これはしんどい」と実感し、次男にすぐに買ってあげました。


テーブルにものを置いたり、スプーンがカチャカチャしたり、子供たちの泣き声笑い声、なんでもない音がいつもよりちょっとだけ響くだけで、洗濯物をたたむことすら集中できず、慌ててパパの冬のランニング用イヤーマフを見つけてつけた時の安堵感・・・次男が幼稚園疲れる理由が、ようやく分かった気がします。


イヤーマフを買ってあげたらとても嬉しそうで、帰ったらすぐ自分からつけて、好きなマンガを読みながら休んでいます。もっと早く買ってあげたら良かった。

目立つのは嫌がる性格なので、幼稚園や学校には今のところして行く予定はないですが、よほど安心するならそれもありかと思って、しばらく様子を見ています。


今は音楽会(発表会)が近く、毎日幼稚園で楽器の練習が続いてかなり疲れるようで、朝なかなか起きてこず、時々休みたがります。

担任の先生にも聴覚過敏の特徴は伝え、「今のところ特別な配慮までは必要ないですが、先生が分かって下さっているだけでも、本人の負担感は違うので…」と、話してあります。

なるべく家では休ませてあげたいと思います。


一方、ただでさえ集中しにくい長男は、宿題する時、他の弟妹のテレビやゲームやおもちゃの音が気になって、遅々としていて進まないことがよくあります。二階で勉強すればいいのに、行きたがらないし……。

きょうだい多いうちの悩みですが、イヤーマフをつけてコタツで宿題やり始めました。これは嬉しい効果。長男も苦手な声の人などがいるようで、少し聴覚過敏もあるのかもしれません。


私も小さい頃は感覚過敏があって、いつも疲れていました。

移動のことを考えるだけで疲れて、あんまり外出したがらないインドア派の子どもでした。

今では成長に伴い、ほとんど気にならない程度に落ち着きましたが、たまに擬似体験すると、子どもの気持ちが想像できます。


他の過敏症の場合も、例えばお母さんの場合は、妊婦時代を思い出すと味覚や嗅覚、触覚過敏になった経験がある方もいるのではないでしょうか。

あの辛さがずっと続いていると想像すると(実際どの程度の過敏さかは、本人にしか分かりませんが)、味方になってあげたいなって思えます。

New!【2024.8追記】

中高生〜のノイズキャンセリングイヤホンの紹介と、大学での合理的配慮申請のBlog記事↓

 


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