No.024
「コタツ療育」
■触覚過敏のある子の療育あそび
昨日ご紹介した、木村さんの本に触覚過敏のある子に有効な手探り遊びが載っています。
布製の袋に素材の違うものを入れて、手探りで当てるゲームです。
これだけでも充分手軽で、すぐに出来る優れた方法ですが、私は更にずぼらなアレンジをしています。
寒いしね
…と、言っても、コタツのあるご家庭ではよく見る光景でしょうね。
親子向かい合わせで、コタツをくぐらせて物を渡したり、お兄ちゃんが中に潜んでいたり、足の裏をごにょごにょしたり……このくらいなら、冬の間、毎日ヌクヌクしながら出来ますから。
(くれぐれも可燃性のものをコタツの中に置きっ放しにしないで下さいね。乾かなかった洗濯物とか……)
でも、最近はコタツを置いてないお家も多いですよね。
こたつ以外でも、寝る前に布団の中などでも同じことが出来ますし、何か物を渡す時に手や服で覆ってみたりとか、ちょっと意識すれば、いつでもちょこちょこ手探り出来ます。
ケーキの空き箱を使ってバラエティ番組風のブラックボックスを作ったり、三角くじみたいにすることもできます。小さなものの方が、手先の緻密さも鍛えられると思います。
次男は五感(六感も?)敏感で、触覚過敏があり、のりや絵の具が苦手です。
本を参考に、他にもお風呂でタッチングクイズやこちょこちょ遊びなど、生活の延長上でさらっと出来ることを続けたところ、かなり和らいできたように思います。
今でも苦手なものもありますが、好きな工作を幼稚園の先生の助けを借りずに、最後まで自分で作れることがとっても嬉しいみたいです。
ニキ・リンコさんなど、過敏症がかなり重度な当事者さんの手記を読むと、コタツに入ることすら怖くて出来なかったんだとか。。。
そういった方々のご苦労は私の想像をはるかに超えていますが、、、
お子さんに無理のない範囲でお試し下さいね
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