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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

せんたくバサミ

更新日:5月5日


「せんたくバサミ」おうちでできる感覚統合

No.047

「せんたくバサミ」おうちでできる感覚統合のあそび


■小さな子や、不器用ではしや鉛筆を使うのが苦手な子の指先分業を育てる


指には「つかむ指」(親指・人差し指・なか指)と、「握る指」(なか指・薬指・小指)の二種類があるそうです。この分業ができていない場合、はしや鉛筆を思ったように動かせないので、ものをこぼしたり、字が乱れたりする原因にもなるようです。


発達には順序があり、大まかに体幹→肩・腕→手先へと育っていくので、指先のトレーニングだけを先にやっても十分に伸びない可能性もありますが、指先の分業を鍛えるのに有効なのは、コイン遊びやペン遊びなどがあるようです。

(参考書籍:木村順著「指遊び手遊び腕遊び」講談社 →Amazonで見る


こんなことを踏まえつつ、やりたがりの3歳長女が「◯子はおてつだいめいじん!」と、私が洗濯を干すのを手伝いたがるので、せんたくバサミも指先を鍛えるのにちょうどいいし、せっかくやる気になっているので、(長女はまだ発達障害があると決まったわけではないですが…)毎日できるお手伝い・療育あそびの一環として、お付き合いしています(笑)


「子どものやりやすいサイズに合わせる」のが、双方ストレスなくお手伝い頂けるコツだと思っています。ベランダに踏み台置きっぱなしは危ないので、タオルなどの小物干し用のハンガーに、長女専用のかわいい色合いのピンチハンガーを用意し、幼児の背たけでも届く低い位置に吊るしました。

ピンチハンガーは100円shopの少量だけ干せるものにしました。少ない方がお仕事を達成しやすいので、ちょうどいいサイズです。


あとは本人専用の小さなカゴに、子どもたちの靴下や下着、ハンカチ、パパの靴下(笑)などの小物を、ぽいぽい選り分けながら入れて干すのをお願いしています。

すごいやる気満々で、毎朝はりきってくれてます。


思えば、こんな毎日のお手伝いは入園前しかできないんですよね。

そう思うと、兄たちにはもったいないことしたなって思います。せっかく「やりたい!やりたい!」言ってた時期もあったのに、気持ちと時間に余裕がなくて十分付き合ってあげられず、「お手伝いしないのが、最大のお手伝いだよ〜!」なんて言っちゃってましたっけ……。


まあ、後悔しても仕方ないので、普段洗濯干しの時間には家にいない不器用お兄ちゃんたちには「おもちゃ」として、せんたくバサミを与えてみました。

100円でカラフルなものを何パックか買って沢山カゴに入れておいておくと、面白い作品を作ってみせたり(写真は「ドラゴン」と「うさぎ」だとか)、カーテンやカゴの穴にびっしりくっつけたり、勝手に夢中で療育あそびしてくれてます。


せんたくバサミも、バネの固さやつまみ部分の形がいろいろあって、お子さんに合った握りやすく丁度よい固さのものを選んで、ストレスなく遊べると楽しくできると思います

 

関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2)→Amazonで見る



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