No.049
「イス特集」座るだけで、発達障害のある子の体幹やバランス感覚を育てる療育あそびに
新入学のお子さんをお持ちの方、学習イスなどもう準備されましたか? これからの方も、もう既に買われている方も、上の学年のお子さんにも、参考になればと思い、うちにあるイスたち(?)をご紹介しますね。
姿勢が悪い、授業中モゾモゾする、イスに長時間座れず立ち歩いてしまう…などは、腹筋・背筋といった体幹やバランス感覚の未発達、身体の中心軸が整っていないこと、注意力・集中力の問題、感覚の過敏性や鈍さ(刺激が強い、刺激が弱い)などが関係しているようです。
毎日座るイスで負担の少ないものを選んだり、楽しく家庭で療育あそびができれば、だんだん長く座れるようになってくると思います。
おうちで毎日療育あそびができるイス&勉強用のイスの紹介です。
【回転イス】
私のパソコン用(オカムラ製)。子どもたちはこれでぐるぐる遊びをしています。ぐるぐる遊びは身体の中心軸が整うので姿勢が良くなるようです。
確かにフィギュアスケートやバレエをやっている方は、姿勢がすごくいいですよね。
【バランスボール】
療育あそびの定番、バランスボール(写真左下)。バランス感覚(前庭覚)は身体の傾きの感知や眼球のゆれの調節などに関わっています。バランス感覚が良くなると姿勢を維持しやすくなります。
・・・が、うちにあるバランスボールは、パパ用の大人サイズのもので、子どもたちは座らずに、玉転がしやボーリングの球(ズル!笑)にして遊んでいて、掃除の邪魔でいつも廊下に出されています。
【100円ゴムボール】
…なので、バランスボールは、スポーツ用品店などで子どもサイズのものをお探しになるか、100円shopのゴムボールがお手頃でオススメです。
コタツや座卓に向かって、幼児〜低学年さんが座るのにちょうどいい大きさです(写真右下)。
置いておけば勝手にゆらゆら座ってます。怖がる場合やはさみなどの工作の場合、慣れるまでは円座クッションやプール用の浮き輪を下に置いてゆるく固定すると、安心できると思います。
もっと大きなお子さんには、スポーツ用品店で売っているバランスクッションがオススメです。
【学習イス】
「頭が良くなる」という触れ込みの普通の学習イスですが…(笑)、座面と足置きの高さ調節ができます(写真右上)。本人の体格や成長に合わせることができ、親の目の前のキッチンカウンターなどで宿題をやる際にも、足を置くところがあるので良いようです。うちのはちょっと背が深いかな? いつもこれで宿題をやります。
【バランスチェア】
座面とひざ当てが、高さと角度調整できます(写真中央段)。浅く腰掛け、足を「くの字型」にして座ります。多少かさ張ります。お兄ちゃんは疲れるらしくあまり使いません。弟は気に入ってますが、座面に本を置き、ひざ当てに座るのが好きなようです。
既にお持ちのイスも、クッションや足置きなどを使って、改良したり負担を減らすことが出来ます。
うちではまだ使っていませんが、「算数指導ガイドブック」「個々のニーズに応じた指導に役立つ教材・教具」などの書籍には、ムービングクッションなどの市販品や、手作りクッションの作り方が載っています。
またAmazonなどで検索すると、介護用のクッションや、車いす用の滑止めクッション、オフィス用品のフットレスト(足置き)なども結構応用して使えるのではないかと思いました。
特別支援の福祉用具専門店などでもいろいろありましたが、少々お高い印象デス。
学校用のイスも、子どもに合わせて調節したクッションや滑止め、足置き、机の足にゴムひもを渡す(←刺激不足のお子さんのため。以前どこかのブログで見ました)などで、かなり改良できるようなので、もし、離席や立ち歩きなどでお困りのお子さんがいらっしゃれば、学校と使用を相談されてみるのもいいと思います。きっと先生も助かりますしね。win-winです。
ところで、やる気のない子でも少しやる気が出て、ちょっとくらいは宿題も進み、落ち着きのない子でも結構長く座っていられる、魔法の「頭の良くなるイス」があるのをご存知でしょうか?(しかも無料です!)
そうです!お母さん、お父さんのひざの上ですよ〜。
座ってくれるうちがチャンスです!(笑)
関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2) p50-収録 →Amazonで見る