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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

コインケース

更新日:5月1日


数感覚を育てる両替あそび「コインケース」

No.067

「コインケース」LD傾向のある子の数感覚を体感的に育てる両替あそび


数への興味と理解が長男に比べてゆっくり目の次男。(兄の数へのこだわりが強すぎたせいもあって、単純比較はできませんが…)


そんな次男には、数字と実際のものの数が感覚的に対応するように、おやつをあげるとき数えながら口に入れたり、渡すときいくつ要るのか聞いたりするよう意識してきました。


学習理解の基本は「見える化・触れる化」して、体感・実感できることだと思っています

でも、2ケタ超えるとだんだんお菓子や積み木で、実感しながらやっていくことが難しくなってきますね。


「両替あそび」は3ケタ、4ケタ以上の数字を実感するのに最適です。笑

うちはポイント手帳でのお駄賃制なので、欲しいもののためにちょくちょく小銭を貯めています。


貯めたお金は貯金箱でもいいのですが(指先分業の練習にも役立つし)、数感覚を育てるには「コインケース」も使えます。100円shopの事務用品売り場にあります。


数字を書き入れたカラーシールを貼り、「両替」が分かりやすいようにしてあります。ケースは写真のタイプ以外に、同じコインだけ入れる一列のものもあります。


1円玉が10コ→10円玉1コ、10円玉が10コ→100円玉1コ…などに「両替してあげるから(お小遣いの)小銭が貯まったら教えてね」と伝えてあります。


長男を見ていると「両替」に慣れていると、一年生の難単元、繰り上がり・繰り下がり、単位の計算などの理解がスムーズになるように思います。


「現金」を実際に使って教えるのは、学校や塾ではなかなかやりにくい、家庭ならではの学習です。

「コインケース」を使えば視覚的にも分かりやすいし、楽しいようです。


普段あまり数に興味の強くない子でも、欲しいもののためならせっせとカウントするので、指先も鍛えられてgoodですよ。


2023.9追記:電子マネーが普及してきた近頃は、現金を使った実体験が少なく、算数の問題文で「おつり」などの意味がわかりにくいお子さんが増えているとのことで、より一層、こういった「お金を実際に触る・数える」経験が必要になっている気がします

 

関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2)p110-収録 →Amazonで見る



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