No.083
「音読サポート」(青ペン先生 その3)
for:音読のハードルを下げる
「音読」の宿題のために、教科書の文章の行の横にラインを入れ、単語または文節などで区切り線を入れています。
日本の小学生の宿題の定番、音読。
個人的には、黙って読んだ方が内容が頭に入る気がしますが、、、宿題として出されたからには一応毎日取り組まないと、なんですよね〜。発声練習とも言えますね。
それでも長男は1年の頃は、漢字書き取りに比べれば、取り組みやすい宿題だったので、ほどほどにやっていたのですが。。。
最近嫌がっています。
その理由は以前よりも、、、
・文章が長くなった
・行間が狭くなった
・漢字熟語が増えて、読み方が複雑になった
・叙情的な内容の物語などが出てくるようになった
。。。となどの理由が考えられます。
写真の「きつつきの商売」という物語の本人の感想文では「半分いみが分からなかった。長かったです。漢字もよむのがむずかしかったです。」という、大変メタ的な感想が短く述べられていました(笑)
空気を読むのが苦手な子には、文章の「行間を読む」というのはとっても難しいことだと思います。私はめちゃくちゃ行間深読みするほうですが、うちのパパなども叙情的、情緒深い文章は「何書いてあるか意味が分からない」と言います。
「趣き深い」なんてのは、合理的なアスペっ子には「ナニコレ、全然意味分かんない!」ってコトですね。まあ、しゃーないな。
せめて、それ以外のハードルが下がるように、ラインを引きました。
特別支援教育の本などではメジャーな方法ですが、こうすると、視線移動の苦手な子でも、行がガタガタせず読みやすくなります。
今までは本人が指でなぞったり、読み終わったところをカラー下敷きで隠したりしてました。
単語や文節を区切る横線も適宜入れています。
お子さんによっては、かえって読みづらくなってしまうかもしれませんが、語彙が少なかったり、一文が長くなると、
「こっくりうなづきました」 が、
「こっくりう・なづきました???」や、
「こっくり・うなづ・きました???」など、
単語の境目がよく分からなくなって、意味不明になってしまうこともあります。(これを利用して「ぱんつくった〜?」などと、子どもの好きな言葉あそびになる場合もありますよね〜)
なので、子どもの理解力に合わせて、混乱しそうなところだけでも、単語や意味のまとまりで区切ってあげると、理解しやすく読みやすくなります。
あとね、教科書の白色がまぶしくって読みづらい子もいます。
うちの次男もそうで、部屋の3コの電球を2コか1コにして薄暗い中で宿題やってます。
自分の手のカゲが邪魔とかもあるので、光源は調節可能なものがいいと思います。うちもそのうち、色や光量を無段階で調光できるシーリングライトが売っているので、子供部屋で勉強するようになったら、買いたいなと思っています。
これだけサポートしても「やりたくない!」って時は、一緒に読んでみたり、「このページだけでいいよ」とか、「母ちゃんが文を読むから、台詞だけ読んでみようか」など、大分オマケしながら付き合っています。
音読の宿題で本嫌いになっては本末転倒なので、片目をつぶって保護者サインを入れてます…。