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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

音読サポート

更新日:2023年8月15日



No.083

「音読サポート」(青ペン先生 その3)


for:音読のハードルを下げる


「音読」の宿題のために、教科書の文章の行の横にラインを入れ、単語または文節などで区切り線を入れています。


日本の小学生の宿題の定番、音読。

個人的には、黙って読んだ方が内容が頭に入る気がしますが、、、宿題として出されたからには一応毎日取り組まないと、なんですよね〜。発声練習とも言えますね。


それでも長男は1年の頃は、漢字書き取りに比べれば、取り組みやすい宿題だったので、ほどほどにやっていたのですが。。。


最近嫌がっています。


その理由は以前よりも、、、

・文章が長くなった

・行間が狭くなった

・漢字熟語が増えて、読み方が複雑になった

・叙情的な内容の物語などが出てくるようになった


。。。となどの理由が考えられます。


写真の「きつつきの商売」という物語の本人の感想文では「半分いみが分からなかった。長かったです。漢字もよむのがむずかしかったです。」という、大変メタ的な感想が短く述べられていました(笑)


空気を読むのが苦手な子には、文章の「行間を読む」というのはとっても難しいことだと思います。私はめちゃくちゃ行間深読みするほうですが、うちのパパなども叙情的、情緒深い文章は「何書いてあるか意味が分からない」と言います。


「趣き深い」なんてのは、合理的なアスペっ子には「ナニコレ、全然意味分かんない!」ってコトですね。まあ、しゃーないな。


せめて、それ以外のハードルが下がるように、ラインを引きました。

特別支援教育の本などではメジャーな方法ですが、こうすると、視線移動の苦手な子でも、行がガタガタせず読みやすくなります。

今までは本人が指でなぞったり、読み終わったところをカラー下敷きで隠したりしてました。


単語や文節を区切る横線も適宜入れています。

お子さんによっては、かえって読みづらくなってしまうかもしれませんが、語彙が少なかったり、一文が長くなると、

「こっくりうなづきました」 が、

「こっくりう・なづきました???」や、

「こっくり・うなづ・きました???」など、

単語の境目がよく分からなくなって、意味不明になってしまうこともあります。(これを利用して「ぱんつくった〜?」などと、子どもの好きな言葉あそびになる場合もありますよね〜)


なので、子どもの理解力に合わせて、混乱しそうなところだけでも、単語や意味のまとまりで区切ってあげると、理解しやすく読みやすくなります。


あとね、教科書の白色がまぶしくって読みづらい子もいます。

うちの次男もそうで、部屋の3コの電球を2コか1コにして薄暗い中で宿題やってます。

自分の手のカゲが邪魔とかもあるので、光源は調節可能なものがいいと思います。うちもそのうち、色や光量を無段階で調光できるシーリングライトが売っているので、子供部屋で勉強するようになったら、買いたいなと思っています。


これだけサポートしても「やりたくない!」って時は、一緒に読んでみたり、「このページだけでいいよ」とか、「母ちゃんが文を読むから、台詞だけ読んでみようか」など、大分オマケしながら付き合っています。

音読の宿題で本嫌いになっては本末転倒なので、片目をつぶって保護者サインを入れてます…。


 


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