No.097
「さんすうgoods」〜LD傾向のある子の算数の宿題を補助する、便利な教具・サポートグッズ
今日はうちにある、ズタボロな算数グッズを公開しますね。
「見える」ように教えれば、算数の好きな子も苦手な子も、ずっと楽しくできます♪ 手間の要らない市販品なら、スグ使えて便利です。
1.「100玉そろばん」(学研)
うちは学研の100玉そろばんです。普通のそろばんと違って、玉が一つずつ、数字とともに100まであります。算数を習い始めたばかりの一年生や数感覚のアヤシイ子にも、数唱や数の合成・分解など、基本的な理解を手指を動かしながら身につけられます。宿題の補助としても優秀です。繰り上がり、繰り下がりも、これがあると楽に分かります。順番に玉を移動すればいいだけですから。
お安いものもありますが、学研のは作りがしっかりしていてオススメです。
2.「すうじ盤」(公文出版)
公文の教室でも使われている、すうじ盤、これもとても素晴らしいツールです。マグネットの数字のコマと100までの碁盤の目状の盤が対応しています。小さい子向けに50までの大きめのものや、ひらがな版などもあります。数字が大好きなうちの長男は、これで毎日幼稚園ゴッコをしていました。お友達の名前も番号で呼んでいましたっけ……。 あまりに好き過ぎて、コマが足りないとパニックにもなってましたが、、、
数感覚をつけるにはとてもいい教具です。マグネットなので、ホワイトボードなどで計算を説明する時や、サッカーやドッヂボールのルールを説明する時にも使えました♪
3.ピタゴラス算数(ピープル)
もう外箱がありませんが、、、図形感覚を養うのに最適なおもちゃです。マグネットが面と辺両方に入っているので、どんなふうにもくっつけることができます。遊びながら、平面→立体の仕組みを楽しく学べます。いろんな形が入っているので、重ねて比べたり、図形同士を組み合わせることもできます。知らず知らずのうちに、かなり立体の感覚がついてくると思います。図形の宿題にももちろん使えます!
4.くるんパス(ソニック)
「『困り』解消!算数指導ガイドブック」算数と特別支援教育を語る会・著(ジアース教育新社)にも載っていた「くるんパス」という回しやすいコンパスがあります。うちは学校からの注文用紙に載っていたので、他のものより少々お高いですが(500円前後)、買ってみました。不器用なお子さんでも簡単にキレイな円が描けるように配慮されています。
専用キャップを軸につけると、微妙な傾き加減が調整できるようです。うちの子は肝心のキャップを外して、なくしてしまいましたが……ま、まあ、それでも、他のものよりは回しやすいようです。
5.マテマティカ1.2(DVD・NHKソフトウェア)
昔、NHKの教育テレビで放映されていたもののDVD化商品です。
セットとなると、結構なお値段になってしまいますが、、、内容は本当に素晴らしいです。
→Amazonで見る ※現在DVDは生産中止
1のピーターフランクルさん出演のものは、数の本質理解のために必要な学習を、体感的に分かりやすく、いろんな実験をしながら視覚的に楽しく教えてくれます。かたちのくに、かずのくに、はかりのくに、を子ども達とピーターさんが旅しながら、かけ算の階段を作ったり、九九の巨大な表を折りたたんでみたり、視覚的に楽しく美しく、文系の私でも、本当に惹き込まれる世界です。
決して大げさではなく、「数とはなにか?」を正面から扱っています。ピーターさんの優しい雰囲気もとても素敵です(はぁと)
2のほうは、リアルタイムでご覧になったお子さんもいるかもしれませんが、イッシー人の出てくるアレです。1とはまた違った雰囲気ですが、こちらもとても楽しく算数を発展的に学ぶことができます。図形の面積や立体、かけ算、分数、マイナス、単位などを扱っているので、中・高学年〜向きだと思いますが、楽しげにイッシー人やタマゴ舞踊団が、音楽に合わせて踊りながら整列したりするので、うちの一番下の幼稚園児の娘も楽しくみています。積み木でイッシー人ごっこしたり、印象に残るようです。
1.2.とも、書籍化もされています。番組の内容がコンパクトにまとめられた分かりやすい本です。
一般向けに販売されている商品でも、とても素晴らしくて支援・サポート・療育に使えるものがいっぱいあります。
関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016)p.201-収録 →Amazonで見る