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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

もののなまえラベル

更新日:5月6日


ものの名前をラベルにして貼った片付けの工夫

No.099 

「もののなまえラベル」

■発達障害のある子の語彙を増やす、漢字に慣れる、整理整頓の工夫


先日テレビの情報番組で「女子の間でマスキングテープが大人気!」という特集を見ました。ホンマかいな!?笑

でも、これは使える!!ずっとやろうやろうと思って(なかなか手を付けずに)いた、あの一大プロジェクトに!!


・・・と、いう訳で、いろんなものにマスキングテープで名前ラベルを貼ってみました。


タンスなどにラベルを貼って、整理整頓に活用されているご家庭も多いと思います。これは、それに加えて、語彙の少ない子や漢字の苦手な子に、文字・言葉を覚えてもらおうという工夫です。


マスキングテープだと、書きやすくはがしやすくて便利です。

水のかかるものなどはビニールテープ、大きな表示にはガムテープも使いました(一生はがさない覚悟で・・・)。

字が見やすいように白のテープにしたら、あんまりテレビみたいにお洒落なカンジにはならなかったケド・・・実用性重視です。


文房具、家電、おもちゃ箱、キッチン雑貨、調味料、掃除道具、各種引き出し、「居間」「風呂」などの場所の名前、etc.etc...

家中やるのは結構大変なので、ちょっとずつコツコツ貼っています(まだ終わってません)


実は私、あんまり片付け得意じゃないんですけど(でも、もっと苦手な人たちばかりなので、自分がやらざるを得ない・・・)ラベルで収納場所が分かると、少しは家がスッキリしますね。


小物は「鉛筆・ハサミ」などと書いてケースや引き出しに貼り、「鉛筆削り」などは本体に。

「ほうき」と「チリトリ」は本体と、吊るす収納場所の両方に…など臨機応変に、収納と語彙力UPの一石二鳥、三鳥を狙っています。


漢字には全てふりがなをふりました。

「扇風機」「掃除機」「空気清浄機」などの家電、冷蔵庫には「卵」「野菜室」「冷凍室」、「米櫃」「出汁」「海苔」なんてちょっと難しめのものも、ふりがなふってあると結構興味もってくれます。いろいろな日用品を使うたびに、漢字をセットで見慣れてくれるといいなと期待しています。


電源タップなどのコード類は、テープを輪にして張り合わせて、なんのコードか分かるようにラベルにしました。こうすると、私が掃除の時にゲーム機の電源を引っこ抜いて、子どもに泣かれるというリスクも減りますね。PCのUSBケーブルなどにラベルつけてるマメなお父さんもいらっしゃいますよね。


ゴミバコなどは、すぐどこかに移動してしまうので「パソコンのゴミバコ」「コタツのゴミバコ」など、定位置を一緒に書きました。


衣類などの個人の持ち物は、うちは三人いるので、長男=水色、次男=みどり、長女=ピンク、とカラーを決めて、タンスのラベルや、ハンガーを色分けしています。

テレビでは、ビニール傘の柄の部分などにマスキングテープを巻いて、自分の持ち物の目印にしている人もいたので、マネしてみようと思います。


ものの名前が正確に分かるようになると、

「それそれ、その白いの、元にもどして」

「どれ?」

「それだってば、その丸いのの隣に落ちてるヤツ」

「これ?」

「ちがーう!電話の、さっき使ったでしょ?」


・・・な〜んて会話が減って

「受話器もどしてね」の一回で通じるようになりました。笑


【追記】小学校高学年〜中学生になったら、英語のラベルにアップデートするといいですよ!

 


関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016)p.130収録 →Amazonで見る


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