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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

学習ブース

更新日:5月1日


ついたてなどで宿題のための学習ブースをDIYしたもの

No.100

「学習ブース」〜ADHDのある子が、なるべく集中するための工夫


本棚の裏に兄弟それぞれの個室ブースを作ってみました!


「親に見守られながらのリビング学習がいい」な〜んて、良く聞きますが、うちの現実は・・・

お兄ちゃんがやっと宿題に取りかかっても、弟がゲームの真っ最中だったり、妹がテレビやiPadで楽しそうにしてたりで、集中が切れて視線が移るとマンガやお菓子やおもちゃが目に入ります・・・集中できっこないですよね〜。


かといって、2階の子ども部屋だと、私も夕飯の支度しながらなので、ずっと付いてることもできないし、「しめしめ静かにやってる」・・・と思いきや、マンガを読んでゴロゴロしてただけ、な〜んてことも。


なんとか、夕飯作りながら見守り・声かけできる場所で、いろいろ気になりやすい兄弟が宿題に集中できないだろうかと苦慮していました。


そんな折、最近ご縁のあった学習塾さんで、個室スペースを作っているのを拝見させて頂きました。不要なものは一切置かない。机とイスだけ。これなら発達障害のあるお子さんも集中しやすいのだとか。


これだ〜!!


・・・というワケで、DIYです。今あるリビングの大型本棚の裏に学習ブースx2を、設置することに。


<学習ブースの作り方の例>


  1. 本棚をずずっと前に出して、背面に不要の布団カバーを切り開き画鋲で布を貼る。本棚には転倒防止用の突っ張りポールを取り付け。

  2. その裏に簡易デスクを二つ配置(うちはどっしりした学習デスクは買ってないのです)。

  3. 兄と弟の間と、リビングのメインスペースの間の二カ所に「ついたて」を設置。

  4. 照明などの取り付け・配置。


「ついたて」は不要の小さめの障子の枠(以前子どもに壊された)があったので、それをリサイクル。下辺の枠にあまり板をL字金具で取り付け(両面、二カ所)して、脚をつけました。

あとは布を両面に画鋲止めするだけ。とっても簡単です♪


うちは父ちゃんが珍しくやる気を出してくれて、二個目はお任せしました。下の娘が「とうちゃん、しゅごい!たすかるわぁ〜」とほめまくってくれたので(←ほめ上手)、ご機嫌で日曜大工をやってくれて、出来上がりに自分でほれぼれしてましたよ。笑


都合良くこんな材料がない場合も、突っ張り式のワイヤーラックに目隠しをつけたり、天井取り付け型のカーテンレールや、突っ張りポールやフックで、カーテンやのれんをつけたり、工夫次第でおうちのスペースとお子さんの好みに合わせて、ブースを作ることが出来ます。

「ついたて」や「パーテーション」で検索すれば、素敵な市販品も沢山あります。要は気になるものが視界に入らなければOKです。


4.照明などの取り付け・配置 は、次男が音に敏感なので、CDプレイヤーとノイズキャンセリングのヘッドホンを置きましたが、あとは不要なものはありません。筆記用具と宿題セットのみ。


殆どうちにあるものだけで出来たので、出費は買い足した布と転倒防止ポールのみで済みました♪


ブースを作ってから「自らすすんで」……とまではいかないけど、宿題の取組みが随分マシになりましたよ。とりあえず、座ってはくれます。秘密基地みたいで楽しい気持ちになるようです。

やる気エンジンのかかりがややゆっくりの弟は、好きな音楽を聴きながらだとテンポ良くやっていますし、いろいろ気になってしまうお兄ちゃんも、少しだけ落ち着いて取り組めています。


それでも楽しいテレビ番組が多い夕食後の時間帯は難しいので、皆が寝室に行った後で母と居残り学習ですが、そわそわしなければ少しは丁寧に字も書けるし、私もあれしなきゃ!これしなきゃ!がないほうが、穏やかに付き合えるし、よそ見されてイラッ!とすることも減ったので、ちょっとの手間でも作って良かったと思ってます。

 

初出:facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note 2014年10月17日 ·投稿 関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」大場美鈴・著(ポプラ社/2016)p.193-収録 →Amazonで見る


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