No.107
「お菓子クジ」触覚過敏・不器用な子の、おうちでできる感覚統合の手探りあそび
ケーキの空き箱の簡単リメイクで、楽しい感覚あそびです
【作り方】
箱の上側を丸くくり抜く(ケーキ箱だと、天井に円の覗き窓が着いていることが多いので、くり抜きやすい)
不要な不透明クリアファイル(なければ色紙でOK)をテキトーに三角に8枚くらい切る(円の中心までの長さよりも、ちょっと長めに切るのがポイント。クリアファイルの場合、三角の先端の角を丸くカット)
2を1の円の周りに裏側から両面テープなどで貼る。
これで完成。とっても簡単ですね♪
小さな子や、恐がり屋さんには、取り口の三角は最初つけずに様子をみて、慣れてからでもいいと思います。
入れる物は何でもいいのですが、うちでは小さなお菓子を入れてみました。
個包装されている、あめやチョコ、おせんべいなど。お菓子の在庫も消費できて一石二鳥です。
四角いからチョコかな?
ざらざらしてるから、ザラメせんべいかな?
こうすると、自分の好きな目当てのお菓子を掴もうと、一生懸命手先の感覚に神経を集中させてくれます。
■触覚過敏を改善する手探りあそび
こういった手探りあそびは、うちの次男のように触覚が敏感で砂やのり、絵の具が触れないといったお子さんや、手先が不器用で箸などが苦手なお子さんのトレーニングになるようです。
次男は今ではいろんなモノが触れるようになりました!(むしろキタナイ遊びが好きになりました。う・・・)
ケーキの箱には横に小さな覗き窓がついてることもあるので、中身がチラ見できるのが、かえってやる気がでるみたいです。
自分で選択の余地があるので、運任せのクジが苦手で引きたがらないお兄ちゃんも挑戦してくれましたよ。お友達が遊びに来たときのおやつの時間や、ごほうび設定などにもいいと思います
身近なフクロや服のポケットでももちろんできるので、箱を作らなくても、サンタさんの袋からプレゼントを出したり、商店街のくじ引きしたり、秋〜年末年始は手探りチャンスが増えます。
毎日の生活の中でも、買い物袋からお菓子を出すときに少し口を絞って渡してみたり、「ママのポケットから鍵取ってくれる〜?」なんてさり気なくお願いしたりでも、手探り体験を積み重ねていけます
クジの箱はお菓子以外にも、ドングリやおはじき、一円玉などを一度でいくつ掴めるかゲームや、ちょっと難易度高めですがガチャポンのカプセルに小さなおもちゃを入れたり、いろんなアレンジ・応用ができそうなので、これからのパーティシーズン、楽しみながら手軽に指先感覚のトレーニングができますよ〜
関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2)→Amazonで見る