No.114
「教科書INDEX」
■不器用さんが、素早く教科書を開く工夫
ある日の授業参観。
ガチャガチャバラバラと文具を落として、一人忙しそうな長男。
ゆっくりゆっくり、ページを確かめながらめくっている次男坊。
ほらほら、皆もう教科書開いてるよ〜。
まあ、しょうがないよね。
好奇心旺盛なのは長男のいいところ。
じっくり丁寧なのは次男のいいところ。
本人にとって不都合や支障がでているところは、「直す」のではなくて、「苦手とつき合う」工夫をすればOK。
と、いうワケで、教科書にインデックス(見出し)をつけてみました!
「しおり」だと無くしそうだし、「ふせん」はヨレちゃうからノートなどの一時的な目印向きなので、教科書にはコレですね。
指示されたところをサッ!っとめくれるように、
国語は単元の文章のタイトル(または登場人物名など)を分かりやすく短くしたもの、算数などは「12.かけ算のひっ算」のように番号と単元の内容を、ラベルシールの片側に
反対側にはページ番号(タイトルのあるページと1ページずれるので注意!)
を書いて、ずらして貼って出来上がり!
これなら、単元でもページでも、先生に言われたところをめくりやすいです
不器用さんだと「ページをめくる」が難しかったり、100ページがおおよそどの辺か、などの量の感覚が掴めてないこともあるので、目安になりますね。
次男はシャイなので、教科書の改造は嫌がるかな〜?と思って、「こういうの貼ってみてい〜い?」と確認したところ、「おれ、おそくなってこまってたんだよ〜。はって!」と許可がでました。
あんまり目立ちたくないお子さんは、教科書のページのふちを、単元や「◯ページごと」などで、マーカーペンなどで塗りつぶす、なども目印になっていいと思います(←私が高校生の時にやってました)
小さな工夫で、ちょっとだけスピードアップできますね
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