No.116
「ながら療育」
■「ながら」「ついで」に、バランス感覚、体幹を鍛える
日曜の朝、私がうずくまって頰杖をつくポーズをとって、チラシチェックやマンガを読んでいると必ず背中に乗り込んでくる子ども達。
こんな日常の何気ない一コマでも、何かをしながら、何かのついでに療育・ふれ合い遊びができます(手抜き気味ですが)。
子どもの発達課題や好奇心に合わせて、あそびのバリエーションをいくつかご紹介しますね。
おうちでできる療育あそび「ながら療育」の例
【おうまさん】
定番の親子遊びも姿勢保持や視線移動のさり気ない練習にもなります。マンガ読みながらテキトーにゆらゆらしてあげてます。毎日できる手軽な療育あそびです。
【ロデオ】
しがみつき遊びはボディイメージを育てるのに有効なようです。よく物にぶつかる子、模倣の動作が苦手な子、器械運動が苦手な子…などに。時々上下の動きや左右の回転を入れて変化をつけ、振り落とされないようにします。
子ども達は大興奮! でも、腰痛持ちのワタシにはちょっと動きが激しいので、できればパパがいる時にお願いね…。
【バランスボード】
これは上級者向け。ながら同士の運動ですね(笑)
サーフィンのように私の背中に立って乗って、ゲームができる長男。バランス感覚が随分育ってきました。
同時処理(マルチタスク)の得意な彼は、一度にいろんなことを「ながら」します。歯磨きしながら、トイレしながらマンガ読む、とか。笑(結果一つも終わらないこともあるけど。。。)
私はひとつひとつ順番にこなすのが好きな継次処理(シングルタスク)タイプなので、同時進行はすぐパニックになってしまうので、いくつも「ながら」できる人ってスゴイです。
参考書籍:「発達障害のある子どもの運動と感覚遊びを根気よくサポートする」木村順・著(東院日書)、「3〜6歳 脳を鍛える『じゃれつき遊び』」正木健雄・井上高光・野尻ヒデ・著(小学館)他
親の背中からはみ出る程に大きくなったお子さんや成人の方も、遊園地やアスレチックなどのレジャー施設や、フィットネス、高齢者のリハビリ向け遊具、家庭用の健康器具・スポーツ用具、などでも似た動きはできます。
★★★
追伸:季節の変わり目等、気温の変化が激しいと、思っている以上にメンタル面でも影響を受け、大人も子どもも体質的に不安定になりやすいようです。敏感でアレルギーをお持ちのお子さんも多いですよね。お大事になさって下さいね