No.155「連想学習法」
■漢字が苦手な子の、「漢字書き取り」以外の漢字学習法
好奇心旺盛で、いろんなことが次々と思い浮かぶ長男に、ピッタリの学習方法にたどり着きました!
実は著書「108の子育て法」の中で「漢字や九九が覚えられない、覚えていても思い出せない」と書いた部分で、監修をして頂いた汐見先生から、
「覚えること(記憶)と、思い出すこと(想起)は別のスキルが必要」
との補足のご指摘があり、「なるほど!これだ!」と思ったんですね。
今まで「覚える」ことの方を中心に見ていて、視覚的な情報の受け取りの良いハズの長男が、なぜ漢字を「見てもなかなか覚えられない」のか疑問だったのですが……
「思い出す」練習のほうが、ずっと必要だったのかも、と気づいたんです(多少漢字の虫食いクイズなどはしていたものの…)。
そんなワケで冬休みの間から、こんなマインドマップ風というか、スゴロク風というか、とにかく、白紙に長男の書きたい場所・好きな漢字からスタートして、漢字を思い浮かんだ順に、線でつなげながら、次々書き留めていくようにしてみました。
同じ読みや、文字の形が似ている、反対の意味の言葉、など、思いつくままに書いてみると、本当によく出てくるんです。
(ただし、好きな字からはどんどん出るのですが、漢字ノートに今習っている所の漢字からだと、『う〜ん』と唸って少しだけ、になります)
色彩感覚に敏感なお子さんは、色も付けると尚いいと思います。(どんどん出てくる時に、ペンのキャップを外すのが面倒らしく長男はしませんが...)
先日対談した「灘→東大3兄弟」の佐藤亮子さんも、お子さんが「書いた文字の色で、歴史上の人物の名前などを覚えていました」とおっしゃってました。
これね、なにより本人が、いろいろとしゃべりながら、本当に楽しそうに漢字を書きます。
記憶の整理の苦手な子の、頭のゴチャゴチャ感がスッキリできるみたいです。
そして、私も「一度見てみたい」と思っていた、長男の頭の中をちょこっとのぞけるようで、見ていてとっても面白いです。
漢字がなかなか出て来ない子も、もしかしたら、頭の中は文字がいっぱい詰まっていて、「覚えられない」のではなくて、「思い出せない」だけかもしれませんね。
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【お礼】
皆様、先週は私の出版に際し、熱烈な応援ありがとうございました!おかげさまで13日のお昼頃、Amazonで「総合6位」になりました!!(すごいパワーです!@o@;;;) 現在、在庫切れでお待たせしてすみません(もうすぐ入荷予定とのこと)
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関連コラム:「漢字の書き取りじゃ、覚えられない!」わが家で実践、ひたすら書く以外の「漢字学習」10のアイデア 2022/03/14 更新(LITALICO発達ナビ)