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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

連想学習法

更新日:5月10日


連想ゲームでの漢字学習法のアイデア

No.155「連想学習法」

■漢字が苦手な子の、「漢字書き取り」以外の漢字学習法


好奇心旺盛で、いろんなことが次々と思い浮かぶ長男に、ピッタリの学習方法にたどり着きました!


実は著書「108の子育て法」の中で「漢字や九九が覚えられない、覚えていても思い出せない」と書いた部分で、監修をして頂いた汐見先生から、


「覚えること(記憶)と、思い出すこと(想起)は別のスキルが必要」


との補足のご指摘があり、「なるほど!これだ!」と思ったんですね。


今まで「覚える」ことの方を中心に見ていて、視覚的な情報の受け取りの良いハズの長男が、なぜ漢字を「見てもなかなか覚えられない」のか疑問だったのですが……


「思い出す」練習のほうが、ずっと必要だったのかも、と気づいたんです(多少漢字の虫食いクイズなどはしていたものの…)。


そんなワケで冬休みの間から、こんなマインドマップ風というか、スゴロク風というか、とにかく、白紙に長男の書きたい場所・好きな漢字からスタートして、漢字を思い浮かんだ順に、線でつなげながら、次々書き留めていくようにしてみました。


同じ読みや、文字の形が似ている、反対の意味の言葉、など、思いつくままに書いてみると、本当によく出てくるんです。

(ただし、好きな字からはどんどん出るのですが、漢字ノートに今習っている所の漢字からだと、『う〜ん』と唸って少しだけ、になります)


色彩感覚に敏感なお子さんは、色も付けると尚いいと思います。(どんどん出てくる時に、ペンのキャップを外すのが面倒らしく長男はしませんが...)

先日対談した「灘→東大3兄弟」の佐藤亮子さんも、お子さんが「書いた文字の色で、歴史上の人物の名前などを覚えていました」とおっしゃってました。


これね、なにより本人が、いろいろとしゃべりながら、本当に楽しそうに漢字を書きます。

記憶の整理の苦手な子の、頭のゴチャゴチャ感がスッキリできるみたいです。


そして、私も「一度見てみたい」と思っていた、長男の頭の中をちょこっとのぞけるようで、見ていてとっても面白いです。


漢字がなかなか出て来ない子も、もしかしたら、頭の中は文字がいっぱい詰まっていて、「覚えられない」のではなくて、「思い出せない」だけかもしれませんね。


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