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執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

漢字絵カードと整理術

更新日:4月30日


LD、書字障害のある子向けの漢字学習の工夫

■LD(学習障害)のある子の漢字学習の工夫


相変わらず漢字がなかなか覚えられない長男ですが、臨床心理士さんから、「象形文字などで絵的に覚えてみるといいかもしれない」と助言頂き、作ってみたものです。 象形文字で小学校でならう1006字(2015年現在)全てを網羅している、手元のドラえもんおもしろ攻略シリーズの「国語おもしろ攻略 絵で見ておぼえる小学漢字1006」キャラクター原作・藤子・F・不二雄、監修・下村昇(小学館)を学年分コピーしまくりました。

(聴覚の情報の受け取りがいいお子さんは「同 歌って書ける小学漢字1006」がおすすめです。うちは「おもしろ攻略シリーズ」かなりお世話になってます) これ、漢字ひとつ分の解説の大きさが、名刺サイズの情報カードにピッタリなんです! 白紙の情報カードを100円shop(セリア)で手に入れ、コツコツ貼って出来上がり。 でも、このままだとカードが沢山あり過ぎて、目当ての漢字が探しにくく使いにくいので、オフィス用品のカードホルダーを用意し、あいうえお順に入れたら、すごく探しやすくなりました! (他の学年のカードも一緒に入れる場合は、カードのフチを色分けすると、更に検索効率が良くなると思います) インデックスの見出しを変えれば、部首別とか画数順とか、いろんな分け方ができそうです。 うちでの使い方は、宿題で漢字書き取りをする際、ノートの上にカードを並べておくのです。

字が出てこない場合なども、ホルダーからさっと出して目の前におきます。 そうすると、字を参照するついでに、ジャイアンなどのイラストが目に入るので、他の情報も一緒にチラ見できます。 長男の視覚情報への強みと「いろいろ気になる」ADHD特性を利用したものです。 少々寄り道しますが、漢字や勉強自体に興味をもってもらうことのほうが大事なので、うちでは多少の「脱線」「寄り道」はOKです。 カード形式にすれば、熟語かるたや、仲間漢字集めなどのゲームもできそうです。 情報カードと名刺ホルダーを活用すれば、大きなお子さんの受験勉強や、言葉の出にくいお子さんの絵カードの整理などにも使えると思います。 また、「漢動!」という、漢字の成り立ちをモーションピクチャーで分かりやすく見られる動画があります。こちらは現在入手できるのは、有料ダウンロード版のみのようですが、これを作成された「もりの学校」のくま先生のHPからも、1-4年生の漢字全てと、高学年の一部の漢字動画を見ることができます。 とても素晴らしいページで、他にも楽しい学習の工夫のアイデアが満載です。すごく参考になりますよ。くま先生の偉業↓ http://www.morinogakko.com/xoops/index.php(現在リンク切れ) 最近は、宿題をこなすことよりも、勉強の楽しさを教えることを優先しています。 ********* ご購読ありがとうございます。 先週Facebook上で、凸凹さん達のアート作品を募集したところ、素敵な作品を沢山拝見することができました。 突出した才能を感じさせる作品もあれば、興味を持ったものへのこだわり、苦手なりに本当によくがんばっていることが伝わるもの、お母さんへの愛情や友だちへの関心などが感じられるものなど見せて頂き、心が温かくなりました。凸凹さん達は、本当に広大で豊かな、心の内面の世界を持っているんだと改めて思います。ぜひ、お大事にお育ちになって下さい。 楽々かあさんより。

 

facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note 2015.10.2.

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