寒くなってきましたね。冬休み、おうちや帰省先でコタツでぬくぬく過ごす機会も増えるかと思います (最近はコタツではなく、テーブルのおうちも多いでしょうね) 家族であたったかくお話しながら、楽しく療育あそびやSST、体感型学習ができるテーブルゲーム・ボードゲームの特集です。
■こたつゲーム特集 〜冬におすすめの療育あそび
その1 手作り「九九オセロ」
自作&オリジナルゲームです。以前の「モザイクタイル・九九」を、より簡単にあそべるようにしました。ゲーム形式で、九九学習中の二年生の次男と、一部あやふやな長男が一緒に遊びながら、かけ算学習ができるようにしました
【作り方 】
100円shopの将棋盤など、9×9のマス目を用意。(紙でも可) たて列と横列の端にそれぞれ1から9の数字を入れる。
カラーマグネットシートなどを、マス目の大きさのタイル状に切る(2色または両面シート用意)。1色50コくらいコマを作る(作るのが面倒ならオセロのコマなど、なんでも代用可)。
ありあわせのトランプなどから、1から9までのカードを二組用意。なければ、手書きの数字カードでOK.
【あそび方】
プレイヤーの色を決め、シャッフルしたカードの山から二枚引く。引いた数同士かけ算して、答えの数字と同じになるかけ算の組み合わせのマス全部に自分のコマを置く。同じ答えなら、複数コマが置ける。(例:カードが2X2=4なら、2X2、4X1、1x4の3カ所おける)
次のプレイヤーの順番になったら、前のプレイヤーが置き忘れたマスがあれば、自分のコマを置いていい。それから、1と同じくカードを引いて、コマを置く。
コマを置いた時に、自分の色で相手のコマを挟んだら、自分の色のコマに変えられる。
どちらかの持ちゴマがなくなるまで続ける。盤上に自分のコマの多いほうが勝ち。
うちルール:九九表のカンニングOK 結構兄弟で楽しくやっていました!これ、色のコマを置いてゆくと、九九の対称性に視覚的に気がつくんですよね
その2「かたろ〜ぐ」(ちゃがちゃがゲームズ)
なんと、当Facebookページ読者の川口洋一郎さんが考案したという、コミュニケーションUPの療育あそびになる、素敵なアナログゲーム。(詳細:chaga2.jimdo.com) これ、うちの娘がとっても気に入っています。 有り合わせのカタログやチラシ、図鑑などから「どれが一番好きか」相手の好みを当てっこするゲーム。「相手の気持ちを想像する」とっても楽しい練習になります。この時期、さり気なくクリスマスプレゼントのリクエストを探ることもできます。コレクション癖のあるお子さんにもピッタリだと思います。
その3「あわせ漢字ビンゴゲーム」(太郎次郎社エディタス)
漢字をパズル的に覚えられる、文字合わせビンゴゲーム。同様の「部首カルタ」や、「漢字博士入門」などの漢字かるた・パズルカードもうちにありますが、こちらはコンパクトで、宿題の合間などのちょいの間に遊べるので、手軽です
その4「もじぴったん」(メガハウス)
ひらがなを覚え始めの長女も、お兄ちゃん達と一緒に楽しくことば遊びができるカードゲーム。 タテ・ヨコにひらがなカードを並べて、言葉を作っていくだけのシンプルなものですが、遊びながらひらがなを覚え、語彙を増やすのにいいです。(写真にはうっかり今の私の心の声を並べてしまいました...)
同様のあそびで、私が家事をする横で、娘がひらがな盤(くもん出版)のマグネットのコマを、ペタペタ冷蔵庫に並べてもいます
他にも、定番のかるたや百人一首、トランプなども、コミュニケーションしながら、視線移動の療育あそびにもなりますし、「人生ゲーム」や「人狼」だって、立派なSSTになると思います。
親子で楽しんでできれば一番ですよね♪ 慌ただしい季節ですが、家族みんなでぬくぬく、温かくしてお過ごし下さい
初出:2015.12.11. Facebook投稿
メルマガNo.032(2015.12.11.発行)
関連著書:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法」 大場美鈴・著(ポプラ社/2017.2)→Amazonで見る