■発達障害のある子の動画学習例〜家庭科の宿題編
音声と絵が動きながら同時に入って来る動画は、視覚優位の子にも、聴覚優位の子にも入りやすく、字を読むのが苦手なお子さんでも、受け容れやすいのではないかと思います。 うちの長男も、普段の会話が「それでね、ドカーンとなって、ドドドド、ぴしゅんぴしゅん、ひゅ〜〜〜、ドドーン!!なんだよ」なんて映像思考なので、私にはなかなか伝わってきませんが、映像的な表現は向いているように思います。 現在、長男は家庭科を交流級で受けていますが、今度初めてお裁縫をするので(&苦戦しそうなので)、予め家で少し練習してみて下さい、とのこと。 うーん、確かに最初の玉結びでつまずきそう。 でも、できるまで親が根気よく教えるのも大変…てなワケで、私がラクするためにも、初☆解説動画に挑戦してみました!(子どもの名前呼んで解説してるので、YouTubeにはUPできません。あくまでうち専用です) 動画を自分で撮るには、
ホルダーやブックスタンドなどを使ってスマホ・iPadの角度を調節、固定する
手元を写す場合、スタンドなどで照明が当たるようにする
背景がゴチャゴチャしてるときは、黒や白の画用紙など(うちは、黒のノート)を立てて置く
と、見やすく分かりやすい画面になると思います。 これで、針の穴に糸を通すところから、玉結び、なみ縫い、玉留めして糸を切るまでを、解説しながら一気に撮影(5分くらい)。 手元の動きがよく見え、口で細かく言うよりよく分かります! 長男に合わせて私も擬音で解説。「こう、くるっとしてグリグリっとすんの」とか。笑 これだけでもいいのですが、テキトーな編集アプリで、カンタンなタイトルと用語の部分だけ、字幕をつけてみました。初めてやってみたけど、5分程度でさくっと終わりましたよ。 字幕をつけるとそれらしくなり、「うお!YouTubeっぽい!」と、喰いつきが良かったです。 ハミガキや、ちょう結びなどの生活スキルのレクチャーにもおすすめです。 もちろん、自分で撮らなくても大抵の動画は検索すればありますので、夏休みの貯金箱の工作や、鉄棒や跳び箱、縄跳びなどの体育系、実験・観察などなど、実技系の課題には大活躍で、うちも今まで度々お世話になってきました。 でも、自分で撮るメリットもあります。 うちの子のつまづきやすいポイントに合わせ、本人が実際に使う道具を使って撮影できるので、よりイメージがしやすくなります。 そして、なんと言っても動画は、子どもがどんだけ失敗しようと、何100回でも、繰り返し繰り返し、同じことを、気長く根気よく教えてあげられる、ということです! 実際にそばで見ていると、危なっかしいので、どうしても、つい「あ〜、そうじゃなくってさー」って口出ししたくなるのですが、動画のかあちゃんは、永遠に優しく穏やかでいられますからね。 動画をちょっと観ては止め…を繰り返し、何度かやってみて、不器用なうちの長男でも、なんとかできるようになりましたよ、なみ縫い。 不器用さん達、応援しています。
2016.7.8. Facebook投稿