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■空気が読めなくても、相手の都合を聞くクセをつける
「空気なんて読めなくてもいいから、相手の都合や気持ちを聞ければOK!」と、私は考えています。 「空気が読めない」というのは、日本に住んでいるとちょっとしんどいですが、環境が変われば、「自己主張できる」「意志が強い」という、素晴らしい長所となることもあります。 ですが、どんな環境でも、「相手の気持ちを考えない」「自己中」と思われてしまうと、人からの信頼や協力を得にくくなってしまい、結果本人の不利益にもなってしまいます。 なので、夏休み中、いろいろ炸裂しているうちの長男にも、相手の都合を聞く習慣を身につけられれば、「空気が読めない」ことは長所として活かせると思っています。 今回は、以前投稿した「TPOリスト」の追加カードです。 前回同様、「例えばこういう時、なんて言ったらいいと思う〜?」と質問しながら、長男と一緒に考えて書き出したものです。 私が予想してなかった「ギブ&テイク」や「ギフトカタログから選ぶ」などの発想もでてきて、さすが合理的思考の持ち主の、長男らしい考え方だと思いました。 こうやって考えること自体が、その事を意識するきっかけになるので、良いSSTになります。 できたリストはハガキサイズとA4にプリントして、カードは他のTPOカードと一緒にまとめ、大きい紙はいつも見える場所のフスマに貼りました。 これで、弟に「なんで◯太郎はそういうこと勝手にするワケッ!?」」と言われる兄弟ゲンカを減らせるかもしれません。 そして、空気の読めないタイプだけでなく、空気を読み過ぎて気疲れしてしまう次男や私と同じタイプにも、相手の都合を言葉にして聞くという習慣は、いいのではないかと思っています。 どれだけ空気を読もうと思っても、深読みし過ぎて的外れになったり、察したつもりが勘違いだったり、逆に相手側が図星を刺され過ぎて不愉快になったり…と、あんまりアテにはなりませんし、それによって自分の行動にブレーキをかけ過ぎてしまうこともあります。 それよりは、はっきりと「こうしてもいいですか?」「どう思いますか?」と相手の都合や気持ちを確認したほうが、間違いが少ないのです。相手も遠慮する場合もありますが、少なくとも、自分の気持ちや都合を尊重されて、悪い気持ちはしないと思います。 というワケで、私も長男と一緒に「相手の都合を聞く」練習をがんばり中です。
紙を貼っとくだけでなく、親が目の前で繰り返し実践して、お手本になってあげると、だんだんと習慣が身に付いてくると思います。 *******
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初出:メルマガNo.057(2016.8.20.発行) facebook 楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note(2016年8月20日 投稿)No.175
関連著書:「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」
大場美鈴・著(2020.6 あさ出版)p.264-収録 →Amazonで見る