top of page
執筆者の写真楽々かあさん(大場美鈴)🇯🇵

母直伝!自分で気をつける工夫と声かけ

更新日:5月3日


母直伝!自分で気をつける工夫と声かけ イメージ

■自分で気をつける工夫と声かけ

最近のうちの取組みは、私のノウハウを長男に直伝し、「自分とのつき合い方」を身につけてもらっているところです 何か長男が困ったり、「最低限でいいから、もうちょっと何とかしたら?」と私が思うことがあれば、「どうしたらいいと思う?」と声かけしながら、一緒に考えて、自分で工夫できるようにしています。 写真は一例ですが、最近ようやく学習への意欲が出て来て、エンジンがかかってきた長男ですが、ちょっとミスしたり、字を間違うと「あ”ーッ!!」とイライラしたり、ついでにいろいろ思い出したりして、集中が切れてしまいます。 また、うちでは多少はいいのですが、場面やTPOに合わせて、気持ちの切り替えができずに、学校や塾で同じように騒いでしまうのは、よろしくないです。 で、その辺を合理的に説明した後、「どうしたら、気をつけられそう?」と聞き、「習字で書いて貼っとく!」というので、自分で考えた言葉を筆ペンで書いてもらい、フスマに貼りました。 自分で書けば、私に同じことを言われるよりも、受け容れやすいようです もうひとつは、毎日学校で使うiPadも、かなり慣れて来たせいか、最近よく持ち帰り忘れるので「どうしたら、帰りの時に、ランドセルに入れるの気がつきそう?」と聞きました。 この時は「うーん。。」とちょっと考えていたので、「例えば、前、ランドセルのフタに、かあちゃんがイラストを描いたのいれてたら、水筒持ち帰れたよね。あんな感じで、なんかないの?」と、実例のヒントを出しました。 今まで、沢山目の前で「お手本」を見せて来たので、参考になる経験があれば、すぐに彼なりの工夫を思いつくことができます。 で、ラベルシールに書いて、ランドセルに貼りました。 この時、カラーペンを用意して、「何色だと気がつきやすい?」と聞くと、彼は文字をレインボーにしました。ゲームの「無敵」状態と同じなら、目立つそうです。 その発想はなかった…! うちも、ここまで来るのに5、6年はかかりましたが、「自分と上手につき合う」方法のヒントは、既に沢山、彼の経験値の中に入っています。

あとはやるだけ! 「多少の凸凹があっても、工夫すれば大丈夫」という私からのメッセージも、しつこいくらい伝え続けてきて、最近ようやくそこから芽が出て来た感じです。 丁寧な育児は、なかなかすぐには結果が見えないかもしれません。 でも、親があの手この手でサポートを続けていると、一見遠回りのかもしれませんが、ちゃんとそれは子どもの心に届いています。


***** ご購読ありがとうございます。 執筆作業も佳境に入り、子どもは胃腸風邪でてんやわんやの中、昨日は、夫婦で人間ドックになんとか行ってきました。健康あっての育児です。親の身体と心のことは、後回しにしてはいけません(…私もずっと健診を後回しにし続けてきて、チケットの期限が切れそうだったので、重い腰をあげました)。 お子さんと同じくらい、ご自分も大事にしてあげて下さいね。 楽々かあさんより。

 

Facebook投稿2016.12.16


関連著書:「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換」 大場美鈴・著(2020.6 あさ出版)収録 →Amazonで見る




bottom of page