長男にいつの間にか定着していた、筆算の手軽な工夫です。
以前は、九九カードや、筆算の手順表、マス目の補助線の下書きなどのサポートをしてきた「あの」長男も、九九や筆算の手順が最近は身につき、字を書くこと自体も嫌がらなくなって来ました。
…が、まだ、筆算に必要な、繰り上がり・繰り下がりや、前のケタからの、小さな数字のメモを書くのはしんどいらしく、計算ミスを連発。
でも、ある時、長男が片手を一人ジャンケンのようにしながら、宿題の計算プリントをしているのに気づき、「それは、何してるの?」と聞くと...
「前の数字を、指でちょっと覚えてンの」とのこと。
そう、小さな数字を書く替わりに、彼は指でメモしていたんです。 うん、書字とワーキングメモリの不足を補う、シンプルなナイスアイデア!
最近は、これで大分繰り上がり・繰り下がりのミス、減りました。
それと、高学年になると小数点なども出て来て、3ケタ、4ケタ同士の複雑な計算になると、文字大きめの長男の字では、ドリルやテストの狭い筆算の解答スペースには収まりきらずに、次の問題にまでハミ出てしまいます。
でも、途中の式を消すと×になったり、間違ったりしちゃうので、一緒に対策を考え、「メモ型のふせん」を解答スペースに貼り、書ききれなくなったら、どんどんつぎ足して、びろーんと筆算スペースを延長して、好きなだけ書けるようにしました。
こうすると、「スペースに書けない」イライラが減って、落ち着いて筆算に取り組めるようです。
学校の先生にもお願いして、メモ型のふせんを持参し、いつもペンケースに入れて、空欄が足りない時に使わせて頂いています。
(学校でも、この方法だと落ち着いてできるので、他の場合でも、書ききれない時は、メモ用紙などを先生が渡してくれるようになりました^-^)
こうやってハードルを下げて、計算すること自体に慣れて来ると、だんだん、小さな字で回答欄の中に収めて、ふせんなしでも書けるようになりつつあります(←今ココ)。
こんな、LDの傾向と、その他諸々の「偏差値以前の問題」山積みの長男ですが、最近、学習への意欲が出て来て、ようやくエンジンがかかり、なんと来年度、中学受験に挑戦してみるのだそうです(いわゆる難関校志望ではありませんが・・・)。
う〜ん、一体どうなることやら。。。
今年は少々忙しくなりそうですが、親子二人三脚で、ダメ元でやるだけやってみますね。
facebook楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note 2017.1.13投稿_No.184
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